トップ | 主な取扱車種の説明 | ランドローバー社「レンジローバー」魅力の原点
イギリスのランドローバー社は、世界の自動車メーカーとしてはめずらしい4WD専門メーカーでありながら、英国ロイヤルワラント(英国王室御用達証)の称号を4つも持つ、歴史ある高級車メーカーです。世界屈指の悪路走破性と、インテリア・エクステリア共に気品を兼ね備えたランドローバー社は他の追随を許しません。
その歴史はさかのぼること半世紀以上。戦争、革命、人類の幾多の歴史と共に歩んできたランドローバー社の車たち。当時は物資の不足などの理由によりボディには鉄板ではなく、アルミを採用しました。結果的にそのアルミのおかげで、ランドローバー社の車は【低重心】で【錆びない】車となりました。ランドローバー社の車種のバリエーションは他のメーカーに比べ寡少で、現在市販されている車種は 「ランドローバーレンジローバー」、「ランドローバーディスカバリー」、「ランドローバーディフェンダー」、「ランドローバーフリーランダー」の4車種のみとなっています。
中でも最も歴史の長い車種が「ランドローバーレンジローバー」と「ランドローバーディフェンダー」で、後発の車種が「ランドローバーディスカバリー」と「ランドローバーフリーランダー」となります。
「ラグジュアリーカー、エステートカー、パフォーマンスカー、クロスカントリーカーの4つの車の役割を1台の車で可能にする」と謳われ、世界各国で好評を博し、メルセデスの「ゲレンデヴァーゲン」と並び世界最高峰のSUVと称され、1970年に発売されたのがランドローバー社の「レンジローバー」です。
ランドローバー社の「レンジローバー」は、オンロードとオフロードでの走りを真剣に考慮し設計された初めての車とも言われ、2代目以降の「レンジローバー」を含めても、本当の意味でこれに追随した車は現在に至るまで皆無と言われております。日本国内ではランドローバー社の名よりも「レンジローバー」の方が有名というのも、「レンジローバー」がいかに鮮烈な印象を与え、絶大な人気があったかという証でもあるでしょう。
1994年末期に発売されたランドローバー社「レンジローバー」の2代目「セカンドレンジローバー」は、非常に高い安全性、悪路走破性、静粛性を兼ね備えた車です。その性能の高さから、"砂漠のロールスロイス"との異名を持ち、長く英国王室御用達であることもうなずけるほど、まさに世界最高峰のSUVです。
またランドローバー社「レンジローバー」は、4駆車では初のエアサスペンションを採用し、非常にしなやかで伸びのある足回りを実現しました。各部分にアルミを使用した、ラダーフレーム構造の頑丈なボディには、V8のOHV4600ccと4000cc、2種類のエンジンを用意。いずれも伸びやかで、トルクが太く誰にでも扱いやすいエンジンになっております。
レンジローバーのパワフルなエンジンには、一般車によく使用されるゴム製のタイミングベルトではなく、 金属性のチェーンを使用しています。ランドローバー社が追求した「レンジローバー」の耐久性はとても優秀で、実際に数十万kmもの距離を走行した車輌が存在したとも言われています。「レンジローバー」が、いかに【良いものを長く使う】という英国の生活信条らしい丈夫な設計になっているということが、おわかりいただけたでしょうか。
また座席位置は高く、幅広な窓ガラスの採用により、前後左右に見切りが良く、視界がとても広いのもランドローバー社「レンジローバー」の特徴です。高級なコノリー社製のレザーや、天然木を使用したウォールナットウッドパネルをふんだんに張り巡らせたインテリアなど、どれをとっても一級品と言えるでしょう。シンプルでまとまりのある内装は、新鮮さと高級感に溢れ、いつまでも飽きのこないデザインとなっております。
2002年にランドローバー社の「レンジローバー」は3代目となるモデルを発売しました。BMW社の傘下になった後の開発モデルで、先代の「セカンドレンジローバー」よりもインテリア・エクステリア共に大幅なモデルチェンジを行い、更にBMW製V8-4400ccエンジンを搭載しました。
ヒルディセントコントロール、ロジックオーディオ、新開発の5速AT(ティップシフト機能付き)やBMW製のエンジンを搭載するなど、最先端のテクノロジーが多く注ぎ込まれ、エンジンの吹け上がりや引き締まった各部の乗り味などは、さながら世界でトップクラスを誇るドイツ車に近い人気がある、それがランドローバー社の「レンジローバー」です。
2005年までがBMW製のエンジン、2006年からはジャガー製のエンジンに変更となり、タッチパネル式マルチ、車輌の各機能の状態をマルチ画面にて確認が出来る4×4インフォメーション、フロントグリル、ヘッドライトなど、デザイン面でも変更が見られます。