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メルセデスのスペイン工場(商用車部門)にて開発されたそのボディは、なんと全高と全幅が同じ数値。
しかも(なんと)前輪駆動方式。そのため積載能力は抜群。広く広大なインテリアにはキャプテンシートが6脚ゆったりと配置され、全席ファーストクラス並。
また、取り外し可能なシート(2列目・3列目)の為、外すと巨大なラゲッジスペースが出現。
正直、国産ワンボックス車の様に、ベットになったりフルフラットになったりという機能は無いがその座り心地・積載能力は流石。
「安全・快適」を追求するメルセデスの車造りには感心させられます。正直、取ってつけたようなサンルーフ(オプション)やギギギとにぎやかなサイドブレーキなどメルセデス通には「ちょっとね・・・」と思われる部分もあったりしますが、そこはご愛嬌。
強靭なフレームを持つボディ&リアエアサスのもたらす走りはメルセデスのそれそのもので高速安定性も抜群。
乗り心地もシートも(本革・モケット問わず)硬めで長距離運転も疲れ知らず。搭載されるエンジンは直列4気筒2,300cc(143馬力)&直列6気筒2,800cc(174馬力・VW製)の2タイプ。日本では230が先行発売され後の'99より280がデビュー。力不足と敬遠されがちな230ですが、「必要充分」というレベルでかえってレスポンスがよく街乗りでは扱いやすかったりもする。
'03のフルモデルチェンジまで改良を重ねられ初期モデルの「アクセルが重い」なども改善されている。最近では「中古並行車」が多く日本に入ってきており(本国では'97〜、アンビエンテ・シュトラール等)中古車雑誌にも多く掲載されているが、まず走行距離などはほぼ当てにならなかったり、パーツに困ったりという話も多く輸入車初心者には特におススメはできない。
ただ、正規ディーラー車には左ハンドルの設定が無い為、「どうしても左ハンドル!」という方は並行車しか無い。つまり左ハンドルイコール並行車。ご検討の方は参考にして欲しい。